体育科卒銀行員経由のアントレプレナーのreport

日々勉強したこと、収益目的ではないです。Facebookに貼り付けたりはしないでください。

モノづくりに警鐘を鳴らす

モノづくりに警鐘を鳴らす「GAFA」の躍進 ~コトビジネスへの転換~  
  GAFA(ガーファ) 2018年の流行語大賞は「そだねー」だったが、実はこの言葉もノミネートされていた。 グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンは現在、世界時価総額ランキングベスト5にすべて入っている。 かつて高度経済成長時代にはベスト5を日本企業が独占していたことを考えると大きく時代が変化していることがわかる。日本を牽引してきたこれらの会社はモノづくりの自動車や家電メーカー、そしてそれらに投資してきた都市銀行だった。現在はベスト50の中で39位にトヨタがあるのみである。   「モノからコトへ」というキャッチコピーが30年程前から言われてきた。これだけモノにあふれる現代社会において、ユーザーはモノによる満足はとうに達成しているのかもしれない。 そしてGAFAに代表されるプラットフォーム企業は「モノ」を手段として「コト」を提供することでユーザーの生活を豊かにし支持されている。 (プラットフォーム ⇒ ものごとをなりたたせるための環境、システム) その一方で「モノ」がなければ「コト」を提供できないのも事実だ。つまり技術力を持つ日本の中小企業にもチャンスはある。ただ、このチャンスを生かすためにはこれまでのような受け身の体質から抜け出し、発想力やマーケティング力を持つ第3者の力を活用しながら、時代を先取りした「コト」づくりに励まなければならない。 「モノからコトヘ」という意味を理解できず淘汰されていった大企業の二の舞にならぬよう、自社のビジネスモデルを根本的に変革させたり、コトビジネスへ舵を切る勇気と先見性が求められているのだ。
  月刊コロンブス、瀬本博一    
≪考察≫ 一昔前の車のCMというと、男性のナレーションでクールに車の性能を説明し、エンジン音などを使うものが多かったように思う。〇〇ターボ搭載、かつてない加速を実現 などの内容だ。しかし、最近はポップな曲が流れて、車の説明をするかと思いきや、 「子どもと一緒にどこいこーっ!」 といった、車に乗って出かけることをイメージさせる内容が多いように思う。 「モノからコトへ」、変化に対応して生き残っていきたいと思う。