『運は「いい」か「悪い」かで表現するものではないんですよ。「使う」「貯める」で表現するものなんです。だから先に「貯める」があって、ある程度貯まったら「使う」ができる。少し貯めてはすぐ使う人もいれば、大きく貯めて大きく使う人もいる。そのあたりは人によって違いますけどね。どちらにしても周囲から「運がいい」と思われている人は、貯まったから使っただけです。』
『とにかく頑張っても報われない時は、運が貯まっているんですよ。努力をしてすぐに結果が出たり、何かいいことが起こったりする人は、貯めた運を小出しに使っているだけで、他の人より取り立てて運がいいわけではないですよ。同じだけ努力をしたのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めたんです。あとでもっといいことが起こります。』
『基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種をみつけることなんできない。ただそれだけです。』
『上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということなのかもな。』
『自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっている時には誰にもわかりませんよ。どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要だったと大切な経験にしていくこと、それが生きるってことです。長い目で見たら、報われない努力なんてありません。あまりにも短い期間の努力で結果がでることを期待し過ぎているだけです。』
『そこにあなたが生まれ、ほんの百年ばかり生きて死んでいく、その時です。あなたがその物語に登場した時よりも、少しでも多くの恩恵を残して物語を去る。つまり、あなたが生きたことで、少しプラスになる。それこそが真のプラス思考じゃないかと思います。』
『実際、世の中は誰かが頑張る姿からもらったエネルギーの集合体なんですよ。結果からもらったエネルギーの集合体じゃない。みんなそうやって、たとえば娘の頑張る姿を見て、俺も頑張らないとって思って大変なことも乗り越えるエネルギーをもらってる。そんな大人が集まって仕事をしている、そのエネルギーがあるから、社会を動かしているんです。娘の出した結果を見てエネルギーをもらってるわけじゃないでしょ。』
『まず誰かと比べるのをやめるといいですよ。他の人の人生と比較するのをやめて、自分の人生に集中して、他の人はその人の人生を生きて、その人の役割を果たしています。』
『起こった直後は最悪と思っても、時間が経って考えてみると「むしろよかったんじゃないか」って思えることばかりですからね、人生なんて。だから、最初から「むしろよかったんじゃないか」って思うと、結構いろんなことが楽しめるもんですよ。』
本著には下線が随所に引かれており、それをすべてまとめたものです。
それぞれ考えさせられる内容かと思いますが、このことをタクシードライバー、保険営業マンを登場人物として、うまくストーリー展開されています。(もちろんフィクションですが。)
コロナ渦における日本経済は大きな打撃を受けています。我々の業界も影響が大きいです。まさに不運、、、
ではないということですね。今は運を貯めている時!上機嫌で他人と比べず毎日頑張りたいと思います。